| TFT〔Thought Field Therapy〕:思考場療法 今まで私たちが、訪問リハビリマッサージを通じていつも感じていたことは、介護者の皆様へのサポートは、からだの面でと同様に心の面でのサポートが重要だと言うことでした。
特に在宅で介護なさっている人達は、どうしても孤立しがちです。
その結果、介護者が、介護される方へ虐待を働くとか、追い詰められて自殺を図るという悲惨な事件すらおきています。
今まで私たちが介護者の方と接していつも感じていたことは、介護者の皆様へのサポートは、『体』の面だけでなく『心』の面でのケアが重要だと言うことでした。
これからご紹介する「TFT」は、介護ストレス等、介護者の抱える心の問題に対処する、非常に有効な方法です。』
では、「TFT」とは、一体どのような治療方法なのでしょうか?
また、他の心理療法とはどのように違うのでしょうか?
TFT(思考場療法)とは、アメリカのロジャー・キャラハン(Roger・J・Callahan)博士が開発した、心理的障害の治療法です。
この心理療法は、ネガティブな感情に意識を集中させている最中に、からだの「つぼ」を一定の手順でタッピングすることにより、そのネガティブな感情を弱める、または消失させる心理療法のことです。
私たちが、この治療法に注目し、介護者ケアの精神面でのケアに適用しようとした理由は、この心理療法が即効性が高いということのほかに、この心理療法は、鍼灸の「経穴」を刺激することにより心理的障害を解決すると言うその方法に、私たち鍼灸師の知識と経験が心理面へ応用できると理解したからです。
また、この心理療法が従来の治療法と違う点として以下のことがあげられます。
- 即効性があり、成功率が高い
- 薬剤や機械を用いない
- 過去のトラウマを長々と話す必要が無く患者にとって心理的負担が少ない
など
TFT関係用語集
・パータべーション(perturbation)
思考場にあってあらゆるネガティブな感情の原因になっているもの
・思考場(thought field)
治療の最中にクライアントが何について考えているのかという重要な情報が存在する場所
・チューニング(tuning)
TFTを行っている最中に自分を苦しめている問題について意図的に考えること
・アルゴリズム(algorithm)
特定の病気を診断したり処置する際に踏まなければならない治療法や方針
TFTでは、全体としてはひとつの構造を持っているが、それぞれの心理的問題に応じて異なる「レシピ」とも言える
・SUD(Subjective Units of Distress)(苦痛の主観的単位)
自分の心理的苦痛、心理的混乱の程度を図るスケール。10が最高で、1が最低(最も苦痛が少ない)
(心理療法一般の用語ですが、治療の効果を測定するときよく使われる言葉です)
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